私事ではありますが、
本日10月31日をもちまして
ぴーかーぶーを退職することになりました。
1年2ヵ月の間、ぴーかーぶーの園長として過ごした時間は
とても楽しく、また自分の保育を見つめなおすことができた期間
でもありました。
認可保育園での経験のほうが長かった私にとって
無認可保育所でどれだけのことを子どもたちにしてあげられるか
最初はずいぶん悩みました。
街中で何ができるかではなく、
ぴーちゃんらしい、街中でしかできないことを探そうと、
試行錯誤しながら、たどり着いたのが
お散歩でした。
今でこそぴーちゃん=アーケードお散歩が定着していますが
最初は下通り、上通りをエプロンつけてお散歩なんて
正直恥ずかしかったし、子どもたちの反応も心配でした。
それが・・・毎日続けていくことで
季節ごとに変わるショーウィンドウの変化を楽しみ、
店先に並べられた品物の名前を覚え、
ひらがなやカタカナをいつの間にか読めるようになり、
公共の場所では静かに過ごすことができ、
商店街の方や通行人の方と自然にあいさつを交わせるようになっている子どもたちの姿をみて
経験することの大切さと自然に学べる環境って本当に大事だな~と改めて感じたのです。
また、体力、そして何より今の子どもたちに不足している
「歩く力」をつけたかったので
小さいうちから手をつないで歩く経験もできるよう心掛けました。
手をつないで歩くことは、「相手に合わせる」ことが大事です。
保育士と子ども、子どもと子どものコミュニケーションのをとるための方法として
ぴーちゃんでこだわったことでもあります。
このスタイルはこれからも変わることなく
そして、ぴーかーぶーを託していく先生方も、
子どもたちが大好きで、笑顔が素敵な先生方ばかりです。
今まで以上に子どもたちが楽しく集まれる
「街の遊び場」的なぴーかーぶーになっていけると思っています。
(ぴーちゃんでは「来た時は泣いていても、帰る時は笑顔で!」が目標の一つです)
そんなぴーかーぶーをこれからも温かく見守っていただければ幸いです。
長くなってしまいましたが
大事なお子様を信頼し、預けてくださってありがとうございました。
いろいろとお願いすることも多く、ご迷惑おかけすることもありましたが、
たくさんのご協力のおかげで、お預かりした150名以上のお子様と
幸せな時間を過ごすことができました。
これらの経験をもとに、私も保育士として、また母としてもバージョンアップできるよう
頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。
2012年 10月末日 感謝の気持ちをこめて・・・
かごまち保育舎 ぴーかーぶー 園長 中村 真佐美
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